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教育の現場で働くということ

私は教員として、日々教育の現場で働いています。教育の現場で働くということは想像していた以上にとても大変で、新任の教員だったころには、不甲斐ない自分が嫌になって、トイレで泣いたこともしばしばでした。ときには転職情報誌を買い漁って読むこともありました。しかしながら、そのような悔しい経験はすべて、自分自身の糧となっています。言うことを聞かない生徒に対して、最初の頃は好かれようとして必死になっていましたが、それよりも私自身が生徒たちのことを好きになることが必要だと気づいたときには、これ以上ないくらいに気持ちが軽くなったと言っても過言ではありません。こんな気付きを得ることが出来るのも、教員として仕事をしているからだと言っても過言ではないでしょう。教育の現場で働くことは面白いということに気づき、自分自身の仕事に対して愛着を持てるようになった私は、新任の頃にこの仕事を辞めてなくて良かったと思っています。

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